戦争への道が広がる

日本はアメリカから1滴の石油も入ってこなくなりました。
当時の日本の備蓄はというと、木戸日記によれば
「油は海軍が2年量としても戦争をすれば1年半しかないという。陸軍は1年くらいとのことだ。」
といった感じでした。
この状況ではたしてアメリカに勝てるのでしょうか。
永野修身軍令部総長天皇にこう言ったとのことです。
日本海海戦のごとき大勝はもちろん、勝ちうるかどうかもおぼつきません。」
こうなってしまうと日本は石油を求めて南進してゆくしかありません。
「石油を止められれば戦争だよ」と言った人もあったとか。
かくして戦争への道が拡大してゆきました。