日米諒解案

昭和16年4月にそれまで民間レベルで話し合っていた日米諒解案について正式交渉に入ります。
4月16日に日米諒解案ができます。
4月18日、日本政府統帥部連絡会議で全員が成立に賛成しますが、松岡外相の帰国を待って返電することにします。
4月22日 松岡外相が帰国します。松岡外相が日米諒解案に反対であったために、修正案を作成します。

松岡洋右外相はドイツでヒトラーに会ってきました。その後でモスクワでスターリンにもあったのでした。
このときのことを天皇陛下は「昭和天皇独白録」によると
「松岡は2月の末に独逸に向い4月に帰って来たが、それからは別人の様に非常な独逸びいきになった、おそらくはヒトラーに買収されてきたのではないかと思われる」と言ったそうです。

天皇でさえそんな感じをいだくほどの松岡外相がすんなりと日米諒解案に賛成するはずはなかたったのです。